
藤森 まずは先生が司法書士になられた経緯をお聞かせ下さい。
田中 私が司法書士の道を選んだのは、裁判などで誰かと争うのではなく話し合いをしながら円滑にものごとを収めていく方が自分に向いていると思ったからです。そして法学部を卒業した年に司法書士の資格を取得し、司法書士事務所や税理士事務所系コンサルティング会社などに勤めて経験を積んできました。その後平成12年に当事務所を開業したのです。
藤森 幅広い業務の中で、どういったことを手掛けていらっしゃるのでしょう。
田中 主に相続関係の仕事を承っています。勤務時代に初めて相続の仕事を手掛けたとき、「円滑な相続が行えた」と依頼者から直接感謝の言葉を戴いたのです。司法書士の取り扱う範疇は幅広いですが、その中でも相続という伝統の中に人との温かいつながりを感じて、この分野に特化していこうと決意したのですよ。今では依頼者のほとんどが相続のご相談で、紹介などの口コミで来られることが多いですね。
藤森 複雑な問題も解決する力が信用につながっているのでしょう。やはり法律の説明を中心にお話をされるのですか。
田中 もちろん必要な場面ではしますが、私は基本的に難しい話はしないようにしています。世の中法律で解決できることばかりではありませんし、特に相続問題は何より心で接することが重要なのです。相続が終わった後も親族関係は続きますし、財産は受け取ったけれどそれぞれの気持ちが離れてしまったのでは亡くなった方のご遺志が報われません。そこで、縁に結ばれていると感じて頂けるような穏やかな相続をお手伝いしているのです。
藤森 心に訴えれば、残された遺族の方たちの間で起こりがちなトラブルも防げるというわけですね。
田中 ええ。円滑な相続を決定づけるのは皆様の最終的な気持ちです。金額は同じでも、納得して受け取るか不満があるかで結果は全く違いますので、できるだけ満足して頂けるよう努力しています。私も皆様の心を信じて、常にうまくいくはずだと前向きに考えているのですよ。
藤森 親やご先祖が残してくれた大切な財だということを忘れたくないですね。
田中 そうですね。相続に関わっていますと親子のつながりをいつも感じさせられますので、自分も良い親子関係を築きたいと、この事務所兼自宅では私の働く姿を子どもに見せています。これからも家族や親族という大切な縁や絆を意識し、当事務所に相談して良かったと心から喜んで頂けるよう、円滑な相続をお手伝いしていきたいですね。

神奈川県川崎市麻生区万福寺6丁目2番7-201号
麻生フラット