倉田 早速ですが、橋本社長が「西日本旅行」さんを立ち上げられるまでの歩みからお聞かせ下さい。
橋本 家業が八百屋でしたので、母親の背中を見て、私も将来は自分で商売をしてみたいと考えていたんです。高校卒業後は自衛隊に入隊し、数年間勤めました。厳しい生活でしたが、礼節・マナー、体力増強をはじめ多くのことを学ばせていただき、それらは人生における大きな糧となっています。自衛隊時代に沖縄に旅行する機会があり、その時一緒だった添乗員さんがいきいきと働いておられたのが印象的でした。その時に添乗員という仕事に興味を持ったことが、今につながっているんですよ。退官後、大手旅行代理店をはじめいくつかの旅行会社で経験を積み、当社を設立しました。2004年のことです。
倉田 平成不況の影響から、経費節減のため社員旅行を撤廃する企業もありますよね。その点はいかがですか。
橋本 仰るとおり、当社を設立した当初から景気の先行きは不透明でした。旅行業界全体において、社員旅行のみならず団体旅行が減少傾向にあり、安定した利益を確保するのが難しくなっています。しかし、ありがたいことに当社は設立以来順調に業績を伸ばしているんです。当社スタッフが頑張ってくれているお陰ですね。心から感謝しています。
倉田 素晴らしいですね。業務の上で何か工夫などなさっているのでしょうか。
橋本 実は私は、本籍が京都府で、佐賀県の出身なんです。自衛隊時代は福岡にいたとは言え、独立当初は人脈が非常に乏しかったんですよ。ですからまず、地元における人脈づくりから取り組みはじめました。様々な集まりへ積極的に参加し、多くの方と交流させていただいてネットワークを築いてきたんです。今思えば、スタートから3年ほどは我慢の時期だったんだと思います。蒔いてきた種が、ようやく芽を出したといった感じですね。
倉田 お仕事の上で大切にしていらっしゃることをお聞かせ下さい。
橋本 私どもが仕事の上で大事にしているのは、元気の良さ、印象の良さ、親切であること、そして、謙虚さを忘れないことですね。旅行会社は夢を売る商売ですから、スタッフとの結束力も大切にしています。
倉田 では、今後の展望を。
橋本 3名からはじまった当社も、トラベルアドバイザーを含め、総勢17名になりました。会社の基盤がようやくできあがってきましたので、今後はみんなで豊かな人生を歩めるよう、スタッフたちと共に成長していきたいと考えています。 |