佐藤 御社は前にも一度誌面に登場して頂きましたね。あのころからの3年間で環境問題は大きく取り沙汰されるようになりましたし、御社を取り巻く環境も変わってきたのではないかと思います。
中田 そうですね。使い捨てが当然だった各種フィルターも、洗えば再利用できるということが少しずつ知られるようになりました。それに伴って当社への依頼も増えてきています。
佐藤 具体的にどのようなフィルターの洗浄を行っておられるのでしょう。
中田(剛) 当社はどんなフィルターでも対応できるのが強みでして、たいていのものは水用・空気用・油用の3種類に分かれます。水用は、浄水場や企業で排水処理に使用されるフィルターがメインで、空気用は工場などの集塵機に付属するもの。そして油用は油圧プレスなどの工作機械で使用するオイルを濾過する際に使うフィルターです。用途のみならず素材や形状も様々ですが、産業用フィルターならばどんなものでもクリーニングできます。
佐藤 それほどの技術を有している企業は他にあまりないでしょう。
中田(剛) ええ。もともとフィルターは使い捨てるのが常識でしたから、当社も試行錯誤を重ねて一からノウハウを構築してきたのですよ。今でも多くの洗浄テストを行い、常に最善の結果が得られるよう研鑽に励んでおります。「もう駄目だろう」と思うような品でも、是非一度拝見させて頂きたいですね。
佐藤 今は、どんな企業でも環境対策を行わなければならない時代ですから、多方面から依頼が来ているのでは?
中田 そうですね。また、私ども自身も神戸環境マネジメントシステムの認証を取得したり、クリーニングで使用した廃油は不純物を取り除いて再生するなど様々な対策を講じています。環境保全を謳っているからこそ、自らが手本となれるような取り組みを行っていかなければなりませんからね。
佐藤 なるほど。では今後の展望についてはいかがお考えですか。
中田(剛) 以前に比べれば随分浸透してきたとは言え、まだまだフィルターは繰り返し使用できることを知らない企業もいらっしゃいます。今後も業界を問わず幅広く普及活動に努め、新しい常識として根付かせていきたいですね。
中田 そのためにも、やはり全国展開が最終目標です。ある企業からは「こちらにも工場を造ってほしい」との声を戴いておりますので、少しずつでも事業を拡大し、当社の技術を広めていきたいです。専務ももう充分な力を備えていると感じますので、将来的なバトンタッチも見据えながら工場を拡大したりと体制も整えていきたいと思います。できれば現在の敷地の倍ぐらいには拡げたいですね。
佐藤 更なるご活躍を期待しています。環境保全のためにも頑張って下さい。 |