大石 まずは、社長のこれまでの歩みからお聞かせ下さい。
阿部 学業修了後は、大手物流会社に就職し、15年ほど経験を積みました。その中で海外からの輸入商品を扱っているときに貿易に興味を持ち、「いつか貿易の仕事を手掛けたい」と考えるようになったのです。そして、あるときホームセンターで働く方から声をかけて頂いたことがきっかけでそちらに転職し、輸入部門で約4年間勤務。そのうちに商品開発・共同仕入れ機構として別会社を興そうという話が持ち上がり、平成13年に『アイアール研究所』を設立しました。私自身が現職に就任したのは一昨年になります。
大石 では、業務内容をお聞かせ下さい。
阿部 設立当初は雑貨の輸入・卸を主体としており、中国や東南アジアで商品作りをしてドラッグストアさんに卸していました。現在は時代の流れに合わせて、ウコン・グルコサミンなどのサプリメントの商品開発・卸も行っています。最近、中国の食品が問題となっていますが、サプリメントは日本のものを扱っていますよ。
大石 海外から仕入れる際は社長自らが現地に行かれるのですか。
阿部 ええ。最初に商品を選定する際は、必ず私が足を運んで工場を確認し、信頼のおける工場と協力関係を結ぶようにしています。その上で、現地に常駐するパートナーに通訳と品質・納期管理を任せていますので、メーカーさんとのコミュニケーションも円滑に進めることができるのです。こうして万全の体制を整えていますから、品質に関して本当に良いものを提供していると自負していますよ。
大石 お仕事をする際に大切にされていることは何でしょう。
阿部 お取引先様との意思疎通をしっかり図り、消費者の心を掴む商品を世に出すことですね。「消費者が求めているものは何か」「それを生み出すためにはどうすれば良いのか」をお取引先様と共に考えています。たとえば雑貨なら、そうした考えを元にオリジナリティーのあるものを作っているのですよ。また、サプリメントなら原料選定や成分の配合率を工夫するなど、質の面でも特徴を出しています。より良い商品をお取引先様に提供することで、皆様の健康的な生活に貢献できれば嬉しいですね。
大石 では、今後の展望をお聞かせ願います。
阿部 ドラッグストア業界は現在変革期を迎えています。その中で私どもはお取引先様に貢献すべく協力工場と共に策を練り、積極的に新たな提案をしていきたいと思っています。また、共同仕入れ機構として積み重ねてきたノウハウを活かして、以前から興味を持っていた通信販売にも挑戦していきたいですね。 |