具志堅 まずは廣上社長が事業を立ち上げるまでの経緯から。
廣上 以前、カーバッテリーのメーカーに勤務しており、業務を通じて海外製のバッテリーが国産と比べてかなり廉価であることを知りましてね。当時、国内で流通しているのは国産がほとんどだったことから「海外製バッテリーの需要は高まるはず」と確信し、輸入販売業者として事業を立ち上げたのです。
具志堅 社長の着眼点には脱帽です。事業の立ち上がりはいかがでしたか。
廣上 未開拓の分野だったことから、まずは仕入れルートの確立から取り組みました。自分の力を信じて事業を興したのですが、現実は厳しかったですね。認知度が低く、品質への信頼がなかなか得られなかったため、最初の1〜2年間の売上は伸び悩みました。
具志堅 先駆者としての試練を、どのようにして乗り越えてこられたのですか。
廣上 労を惜しまず、お客様に納得してもらえるような説明に努めてきました。実演などを行い、安全性を理解してもらううちに、お客様から信頼していただけるようになったのです。
具志堅 お客様はどのような方が?
廣上 関東一円の自動車販売業者と取引させていただいています。中でも、中古車販売店が多いですね。バッテリーの取替を海外製のものにすれば、コストを抑えられるというメリットから、海外製のバッテリーが浸透してきました。今では流通する数が多くなり、競争も激しくなっています。
具志堅 バッテリー以外にも扱っているカー用品はあるのですか。
廣上 もちろんありますよ。カーナビやカーオーディオ、各種アクセサリーを取り揃えています。最近では、ネット販売の利用も増えてきましたね。
具志堅 社長は今でも営業の前線に立っていらっしゃるので?
廣上 今は増加しているネット販売の担当がメインで、営業のほとんどはスタッフに任せています。スタッフには、「仕事に対してバカになれ!」と話していましてね。理屈など抜きに、お客様に誠心誠意の姿勢で対応することが重要なんです。その心意気を常に大切にしてほしいですね。
具志堅 最後に今後の展望について。
廣上 カーナビが標準装備されている自動車は増え、単独販売の需要は徐々に低くなっていくことでしょう。電気自動車の開発が進むなど、自動車の形態は大きく変化しているため、バッテリーのニーズも先行きは不透明。既存事業の安定を図りながら、新しい事業展開を模索していく必要があると考えています。幸い、当社には若いスタッフが多いので、彼らの感性を活かし、ビジネスチャンスをつかんでいきたいと思います。
具志堅 私も応援しています。 |