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社会に欠かせない物流の世界に |
| 異業種から飛び込む |
三原 社長は物流業界一筋に歩んでこられたのでしょうか。
近藤 いえ、実家が寿司屋でしたので、私も学業修了後は寿司職人として働いていました。しかし、あることがきっかけで転職を余儀なくされ、大手運送会社のドライバーとして働き始めたのです。その3年ほど後に、そちらの会社の先輩が同業で独立し、私も声をかけて頂いて転職しました。その中で、徐々に物流という仕事に魅力を感じるようになり、この道を歩んでいくことを決意したのです。しかし、その後そちらの会社が解散することになり、別の会社に勤め始めたのですが、徐々に独立を意識するようになり、平成16年に当社を立ち上げたのですよ。
三原 物流業界の魅力とは?
近藤 社会が回っていく上で欠かせない仕事だというところですね。たとえば、何か商品を作る際には、その材料を物流が運びますし、商品が完成し、市場に送り出すときにも欠かせません。いくらコンピュータが発達しても、「物を運ぶ」というこの仕事はなくなりませんから、そういったところに魅力を感じましたね。
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新たなビジネスモデルで |
| お客様のニーズを掴む |
三原 では、御社の具体的な業務内容をお聞かせ下さい。
近藤 通信販売の請負をメインに手掛けています。流れとしては、まず通信販売を始めたいという企業様のコンサルティングを行い、ビジネスモデルをご提案します。ご契約が決まれば、企業様が仕入れた商品を当社がお預かりし、エンドユーザーさんからの注文を受けて梱包・発送するのです。また、商品代の回収やご注文データなどの管理、商品に関するエンドユーザーさんからのお問い合わせの対応も当社が全て行いますので、企業様は仕入れだけに集中できるのですよ。
三原 企業様にとっては、願ってもないシステムですね! たとえば、どのような商品を扱っておられるのでしょうか。
近藤 創業当初は東京のファッションビルに入っているブランドのアパレル商品を主に扱っていました。地方在住の若い女性をターゲットとして携帯電話サイトでの通信販売を行っていたのです。そして最近では、化粧品が大きなウェイトを占めていますね。化粧品を扱う雑誌社から、「雑誌掲載商品を通販でも展開したい」という要望を受けて、その仕組みを当社が企画したのですよ。
三原 販売戦略を提案してくれる物流会社とは珍しいですね!
近藤 今でこそ同じ業態の他社さんも増えましたが、創業当時はもっと少なかったのですよ。常に新たな発想で事業を展開したいと考え、時代の一歩先を歩んでいくことを心がけてきました。
三原 では、現在新たに着目されていることはありますか。
近藤 中国向けの代金引換宅配業務です。現在、中国は北京オリンピック景気と言われ、富裕層の人口も右肩上がりですから、日本の企業はこぞって中国市場に進出しようとしています。しかし、物流面で進出が阻まれることが多いんです。中国に商品を配送するには様々な規制があり、送料や関税が高くついてしまったり、通関に時間がかかってしまったりといった問題が沢山あるのですよ。そこで当社は、物流のプロとしてそんな日本企業をサポートすべく、『SKY ONE EXPRESS』という香港の物流会社と提携を結びました。
三原 中国本土ではなく、香港の会社とですか。
近藤 ええ。これには理由がありまして、日本から中国本土に直接送るのではなく、香港を経由することで通関などがスムーズになるのです。『SKY ONE EXPRESS』は現地での物流ノウハウを持っていますので、香港に到着後も迅速かつ正確に中国全土のご希望の場所にお届け致します。この体制を整えている同業他社さんは通販業界ではまだないと思いますので、中国進出を考えている日本の企業さんには、是非当社のご利用を検討して頂きたいですね。
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細かな気遣いで |
| エンドユーザーに満足を |
三原 お仕事上で大切にされていることは何でしょう。
近藤 質の高いサービスを追求することですね。物流の根幹は梱包と発送という単純な作業でしかありませんが、単なる流れ作業ではなく、サービス業だと捉えて常にエンドユーザーさんの視点から見た物流を行っていきたいと思っているのです。たとえば、せっかく高額な商品を買ったのに、しわしわの袋に入れられていたのでは商品が届いた嬉しさも半減してしまいますよね。ですからどんなに小さなものでも袋詰めにはせず、小さな箱にきれいなチップを詰めて、商品が正面を向くように梱包していますよ。現場のスタッフには、できる限り商品を引き立たせる梱包を行うため、細心の注意を払うように徹底しています。
三原 そうした見えない細かな気遣いが、御社の成長の秘訣なのかもしれませんね。では、今後の展望をお聞かせ願います。
近藤 これからも、他社さんがしていないことに先駆けて着目し、手掛けていきたいと思います。そうして当社に関わるスタッフや関連会社さん、そしてエンドユーザーさんといった全ての人たちが幸せを感じられるような会社をつくっていければ嬉しいですね。 |