竹原 『菱豊フリーズシステムズ』さんでは産業用フリーザーや食品プラント向け機器の設計・製造・販売を手掛けておられるとか。会社を設立されるまでの二宮社長の歩みをお聞かせください。
二宮 学業修了後は冷凍機の設計の仕事に携わりました。その後営業を経験。28年間のサラリーマン生活を経て、1998年に当社を設立して独立しました。
竹原 いざご自分で会社を立ち上げてみていかがでしたか。
二宮 設立にあたっては十分な準備をしていなかったため、大変でした。それに設立から5年間は妻と甥しかスタッフはいなかったんです。その後、冷熱商社に勤めていた笠井や大手食肉加工食品メーカー出身の水谷など、スタッフが徐々に集まってくれるようになりました。
竹原 なるほど。こちらが開発された「ユースフル・フリーザー」は社団法人関西ニュービジネス協議会主催の「2006年度NBK大賞」において「日本経済新聞社賞」を受賞されたそうですね。「ユースフル・フリーザー」の特徴とは?
水谷 フリーザーで食品を凍らせると、普通は味が落ちてしまうでしょう。ところが「ユースフル・フリーザー」で凍結すれば、食品が劣化しないんです。均等磁束密度環境と電磁波発信環境、冷風をハイブリッドした画期的なフリーザーなんですよ。氷核を多数生成し、大きな氷結晶の成長を防ぎます。その結果、食品細胞の破壊を防ぎ、ドリップ量を少なくするのです。ケーキやお刺身、お寿司などにも使用していただけます。
竹原 お寿司を凍らせても味が落ちないのですか。
水谷 ええ。「ユースフル・フリーザー」を使えば、凍結する前と同じ味・鮮度のお寿司を解凍後に食べていただけます。
竹原 それはすごいですね。『菱豊フリーズシステムズ』さんでは解凍機も製造されているとか。
笠井 はい。解凍機「ヒュージョン・ディフリーザー」は低温蒸気によって食品を解凍します。食品にダメージを与えることなく解凍することができるんです。
竹原 画期的な商品を開発されているのですね! 社長からスタッフの皆さんへおっしゃっていることは何でしょう?
二宮 「お互いの違いを認め合おう」と言っています。私はスタッフにそれぞれの個性を生かして仕事をしてもらいたいと思っているんです。また、「幸せはみんなで分け合おう」とも話しています。
竹原 最後に、今後の展望を。
二宮 これからもより良い製品づくりを続けます。私は製品に「完成」はないと考えているんです。常に改良を行い、より良い製品づくりを続けることは我々メーカーの責務ですね。また、技術は活用してこそ価値のあるもの。そのため、若いスタッフへの技術の伝承にも力を入れたいと思っています。
竹原 ご活躍をお祈りしています。本日はありがとうございました。 |