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対談
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現代画報について:日本の企業の約90%を占め、日本経済を支えている中小企業。生産、販売、サービス、医療、そして情報提供とその内容は違っても、企業運営にかける経営者の胸には、ひとつの共通した思いがあります。「地域と共に成長し、 地域と共に生きる」──現代画報では、その思いを基盤として激流の現代に力強く自らの道を切り開いていく経営者たちにスポットを当て、「地域を育む人と企業」をはじめとした「時代と人をつなぐスペシャリスト」「地域医療に貢献するDr.訪問」「職人魂〜地域で活躍する職人たち」「魂のふるさと〜社寺めぐり〜」「美食探訪 一度行きたいお薦めの逸店」などの独自の対談取材(特別取材企画)を通して地域と共存共栄する企業の在り方を探っていきます。
 
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代表取締役 岡崎 省二「当社の強みを生かした小回りの利く業務内容で着実に実績を積み重ねていきます」 ゲスト 加納 竜「謙虚な姿勢が、周りの皆様から信頼されているのでしょう」
local community & human company
限られた資源である金属を最大限活用するために努力を重ねる!
有限会社 オカザキ
代表取締役 岡崎 省二
− 略歴 −

「これからの時代、我々のノウハウは
必ず求められていきます」

■産業界における省資源技術発展の一翼を担う

各種金属の買取・加工・販売、産業廃棄物収集運搬業などを手掛ける『オカザキ』。設立以来、地域に密着した展開を行い、顧客との信頼を築いてきた。金属資源の価格が高騰するなか、長年培ってきた省資源・リサイクルのノウハウで日本の産業界を支えている。「我々が扱う金属スクラップは“もっぱら物”と言って、決してゴミではない。有価な資源なんですよ」と岡崎社長は語る。資源の少ない我が国で、今まさに必要とされているノウハウなのだ。

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【足跡】 学業修了後、企業の下請け工場に勤務。のちに退職し、金属スクラップのリサイクル業務を行う『オカザキ』を設立する。リサイクルへの注目が高まる以前から業務に注力し、地域住民や企業との信頼関係をつくり続けてきた。金属価格の高騰により、成長の勢いは増している。

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各種金属の買取、加工、販売、一般・産業廃棄物収集運搬などを手掛ける『オカザキ』。近年の金属価格高騰により、着実に実績を伸ばしている注目企業だ。大手にはない小回りの利く活動方針と、周囲との信頼関係でさらなる発展を目指している。俳優の加納竜氏が岡崎省二社長に、これまでの経緯を伺った。

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− 対談 −

加納 はじめに岡崎社長のこれまでの歩みをお聞かせください。

岡崎 学業修了後、企業の下請け工場で働き始めました。しかし、当時はどれだけ頑張って働いても、生活していくだけの給与を受け取ることができなかったのです。勤めながら将来を考えてもずるずると同じ状況を引きずってしまうだけだと考え、思い切って退社。後のない状況へ自分を追い込み、各種金属買取・加工・販売、産業廃棄物収集運搬業、一般廃棄物収集運搬業などを手掛ける『オカザキ』を設立し、独立を果たしたのです。

加納 「何かを始めなければ」という気持ちが、社長の原動力となったのですね。なぜ、金属リサイクル分野で独立しようと考えられたのですか。

岡崎 物をつくるのが得手な人と、壊すのが得手な人がいますよね。私は後者でして(笑)。そうした性格もあって、壊れたものを分別するリサイクル業に興味を持ったのです。

加納 具体的に、どのような業務を行っておられるのでしょう?

【現代画報】取材記事写真

岡崎 工場や商店などで発生する鉄などの金属スクラップやご家庭で不要なスチール家具、自転車、建築物を解体した後に発生する鉄製品などを回収しています。住宅を解体した後には、アルミサッシや電線なども出てくるんですよ。それら金属を、精錬所や鉱山会社、製鋼所などへ販売し、新たな製品へ生まれ変わらせるお手伝いをしています。スクラップは「ゴミ」などではなく、有価な資源なのです。

加納 近年は地球環境問題や資源不足で、特に金属スクラップのリサイクル需要が高くなっていますよね。中には金属製物干し竿や銅線を盗んで現金化する窃盗団まで現れているとか。

岡崎 ようやく業界が上向いてきたのに、残念でなりません。当社でも、まれに盗品と疑わしいものの買取を依頼されることがありますが、疑わしい品物の売買は絶対に行いません。

加納 近年は好調な金属リサイクル業界ですが、社長が独立した時代はどのような状況だったのですか。

岡崎 当時はまだ、金属リサイクルに対して企業の意識も現在ほど高くはなく、業界全体があまり景気のいい時代ではありませんでした。私自身もまだ若輩者で業務についてのノウハウもなく、苦労したものです。しかし、立ち止まるわけにはいきませんから、地道に地域の業者やご家庭を回って、金属や不要品を回収して回りました。

加納 それは根気が必要な作業だったでしょう。

岡崎 ええ。しかし、こつこつと業務を重ねるうちに、目を掛けてくださる企業が現れましてね。周囲の支えがあり、何とかここまで成長することができました。本当に協力していただいた方々には感謝しています。

加納 社長の努力が、今日の『オカザキ』さんを育ててきたのですね。

岡崎 私一人の力ではありません。当社は、お客様や取引先の力を借りて成り立っています。ですから、「誠心誠意」の心を大切にし、感謝の気持ちを忘れないよう努めているのです。

加納 そんな謙虚な姿勢が、周りの皆様から信頼されているのでしょう。周囲に同業他社は多いのですか。

岡崎 何社かありますね。しかし、地元に密着した展開で、小回りの利く「当社にしかできない仕事」を追求することで、独自性を強く打ち出しています。

加納 他社と同じ土俵で競合するのではなく、自ら市場を切り開いておられるのですね。では、スタッフの方にはどのような指導をしていらっしゃるのですか。

岡崎 金属は含有成分によって種類が異なるため、鉄やアルミの種類も多様なのです。ベテランでも詳細な判別は難しい。それだけ知識が必要とされますので、若手には一から教育していきます。

加納 金属リサイクルの「職人」を育てようとしておられるのですね。

岡崎 また、解体などは危険も伴うため、皆慎重に作業に当たるようにと言っているのです。有り難いことに、当社のスタッフは皆活発に業務に励んでくれていましてね。大きな事故を起こすこともなく、信頼できる人材ばかりなので助かっています。

加納 社長がスタッフの方々にとって働きやすい職場環境をつくられているからこそ、実力を発揮できるのだと思います。それでは最後に、今後の抱負を。

岡崎 金属鑑定機などを導入し、肉眼では鑑定が困難な金属も扱えるようになるなど、業務内容の幅を広げていきたいですね。しかし職場の整備を行うためには、盤石の企業体制を整える必要があります。それには地道に地域密着で活動を続けていくことが肝要。また、今後金属資源は減少する一方でしょうから、省資源やリサイクル業務の需要はますます伸びてくることと思います。皆様の信頼に応えられるよう、スタッフ一丸となってさらなる成長を目指していく所存です。

加納 『オカザキ』さんの業務は、今後の日本産業界になくてはならない業務となるでしょう。期待しています!

経営者の視点
▼アルミや銅など、金属の価格高騰が注目されている。高騰の一因には、中国の急激な経済発展が絡んでいる。中国国内での社会基盤の整備や建築ラッシュが続き、2005年の銅消費量は364万トン。これは90年の消費量である51万トンの7倍以上の数値だ。また、インドやブラジルなどの新興工業国でも需要が伸びているため、世界的に金属不足となっているのだ。そこで注目されているのが、金属リサイクル業務。国内でも長年金属リサイクル業務に取り組む業者は数多く、山口県で地域密着型展開を続ける『オカザキ』もその一つだ。金属価格の高騰をきっかけに、同社もさらに“省エネルギー、省資源”の技術革新を求め、努力を重ねていくだろう。
対談を終えて
「かつては景気が芳しくなかったという金属リサイクル業界で、今日まで粘り強い努力で発展を続けてきた『オカザキ』さん。近年では金属価格の高騰や地球環境問題によるリサイクル業の見直しなどで、需要も高まっているとか。これまでの地道な努力が報われる日も近いと思います。今後もさらなる発展を目指し、頑張ってください。私も応援しています」(加納 竜さん・談)
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− 会社概要 −
名 称
有限会社 オカザキ
住 所
山口県防府市大字江泊1082番地
代表者名
代表取締役 岡崎 省二
電話番号
TEL 0835-21-3008 FAX 0835-21-3814
U R L
http://www.okazaki-recycle.co.jp
掲載誌
現代画報 2008年5月号
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