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各分野のスペシャリストが集い |
| 世界と渡り合うメーカーが誕生 |
渡嘉敷 御社は今年で設立10周年を迎えられるそうですね! まずは沿革からお聞かせ下さい。
綱島 当社は平成10年1月に、私が以前勤めていた会社の仲間たちと共に設立しました。スタート時はたった8名でしたが、設計、製造、検査、営業など各分野のスペシャリストが集まってくれたからこそ、無事に今日を迎えられたのです。当社は半導体製造装置のメーカーですが、実は私が社内で一番、技術に疎いのですよ(笑)。
渡嘉敷 社長も技術畑出身の方だとばかり思っていました!
綱島 私はずっと経理一筋に歩んできたのです。前職でも財務面を担当し、経営のサポートなどを行っていましたので、その経験を活かして当社の経営に取り組んでいます。
渡嘉敷 社長を含め、それぞれのスペシャリストたちが集結して生まれた会社ですから、滑り出しから順調だったのではありませんか。
綱島 いえいえ。立ち上げた当時はちょうど世の中の景気が傾き始めてきたころでしたから、周囲からもよく不安視されたものです。また、平成13年ごろには業界全体が大不況に陥り、多くの同業他社が淘汰されていきました。そんな向かい風の中を、どうにか踏ん張ってきたのですよ。
渡嘉敷 荒波を乗り越えられた要因は何だったのでしょう。
綱島 独自のマーケットを築くことに成功したことと、しっかりとした技術を保持してきたことだと思います。当社は設立と同年に台湾へ進出し、随時アジアやヨーロッパへとマーケットを広げてきました。今でも中国や台湾ではマーケットシェアの9割を当社が占めており、これらの結果は営業力のみならず技術力あればこそ成し得たことだと自負しています。もちろん国内でも多くの実績を持っており、最近では大手半導体メーカーさんへ最新の製品を納めております。
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他社の追随を許さない |
| 完成度の高い製品が生まれる理由 |
渡嘉敷 では、製品について教えて下さい。
綱島 当社は石英管洗浄装置を中心とした半導体製造装置と2液自動定量混合吐出装置を設計・製造しています。石英管洗浄装置とは、簡単に言うと、半導体を製造する際に使用する試験管のようなガラス管を自動的に洗浄する機械です。隅から隅まで綺麗に洗うことは難しいのですが、当社では縦型・横型の充実したラインナップを揃えていますので、お客様がお使いの管に合わせてありとあらゆるケースに対応できます。
渡嘉敷 半導体は非常に繊細なものですから、相当な技術が必要なのでしょうね。
綱島 そうですね。特殊な分野ではありますが、日々進化すべく研鑽に励んでいます。私は技術者たちが最大限に力を発揮できるよう、設備投資はもちろん、教育体制を充実させるなど社内環境の整備に努めているのですよ。実は現在も新しい工場を建築しているところでして、近々そちらに移転する予定です。
渡嘉敷 経営も順調な様ですね。社員数も随分増えたことと思いますが、現在は何名ほどいらっしゃるのですか。
綱島 グループ全体で約50人です。立ち上げ当初のメンバーもほとんどが残っており、今なお第一線で活躍してくれています。その他の社員も皆、長く勤めてくれているので頼りになりますよ。
渡嘉敷 それだけ社長が人を大切にされているのでしょう。
綱島 「皆で仲良く」というのが、私の経営理念なのです。しかしこれは決して馴れ合いの関係ではなく、プロ同士が意見を戦わせた末に生まれる絆のことを指しています。仕事とは本来シビアなものですし、本気と本気とがぶつかり合ってこそ良い結果が生まれるのだと思うのです。その上で、互いを認め合い、信頼し合えるような会社組織を作っていきたいと考えています。
渡嘉敷 信頼を築くには普段のコミュニケーションも大切だと思いますが、その点はいかがですか。
綱島 気づいたことは何でも言い合える雰囲気づくりを大切にしていますね。また固い場だけでなく、年に一度は全社員を集って社員旅行に行き、親睦を深めているのですよ。社員一人ひとりが頑張ってくれているからこそ、当社は成長路線に乗れているのですから、経営者として感謝の思いは尽きません。
渡嘉敷 10周年を迎え、さらに新社屋での新しいスタートを間近に控えて、今後についてはどのような青写真を描いておられますか。
綱島 社員が定年までずっと安心して働ける環境を作ることが、私に残された使命だと思っていますので、これから5年のうちに盤石な土台を築き上げたいと思っています。その上で各自が技術を磨きながら、これからの未来を切り拓いていってくれれば嬉しいですね。 |