布川 『中日本』さんでは、鶏卵を主軸に様々な加工製品も扱っておられるそうですね。
加藤 ビタミン・ミネラル・アミノ酸を豊富に含んだ鶏卵「絹のたまご」を中心に、味付ゆで卵、温泉卵、燻製たまご、卵焼き、たまごスープ……など、加工品も多く販売しています。“殻付き加工品”の先駆けとして、商品の幅を広げてきたんです。中でも、塩味のついた味付ゆで卵「タマゴロウ」は、大ヒット商品! 販売店であるスーパーマーケットやコンビニエンスストアの定番商品として、また、駅売店でもお買い求めいただけます。最近では半熟具合にこだわった「とろ〜り煮たまご」も人気なんですよ。
布川 どのような配慮のもと、製品化を?
加藤 製品化においてはシンプルさ、そして「安全性」を追求しています。鳥インフルエンザをはじめとする時代の様々な問題に、いかに対応していくか──。食を扱う企業として、消費者の不安を取り除く対策が重要なポイントになります。当社では、皆様に安心してお召し上がりいただくため、特定提携養鶏場で育てられた健康な鶏から生まれたたまごのみを使用。徹底した衛生管理を行い、「トレーサビリティシステム」も導入しています。
布川 鮮度が多彩なラインナップを実現しているのですね。
加藤 また、グループ会社である『カトウたまご産業』では、“お客様ともっとふれあいたい”という思いのもと、直営店舗の運営も手掛けています。たまご屋さんのおやつ工場「たまごの絵」では、新鮮な卵の味を活かし、ロールケーキやパイ、プリンなどを販売。生クリームやバター、牛乳、粉……原材料はどれもじっくり選びぬいたものばかり。これは人気商品のロールケーキです。召し上がってみてください。
布川 ……卵本来の味がふわっと口の中に広がりますね。“素材”が活きています。
加藤 ありがとうございます。保存料なども一切使用していない無添加商品のため、その日に召し上がっていただくようにしているんですよ。また2007年には、工場内にお惣菜バイキングと販売のお店『ばぁば'sつくりかたごはん』をオープン。店内では、60歳から80歳までの“ばぁば”が、愛情込めた惣菜をつくっています。店内で召し上がっていただけるほか、持ち帰りもできます。
布川 お惣菜ですか。どのようなコンセプトがあったのでしょう?
加藤 地域に「コミュニティー」をつくることです。私は、会社の利益だけを追求するのではなく、地域や消費者の目線に立った事業を展開したい。お年寄りの雇用を積極的に行い、惣菜を通じてその味を若い世代に伝えていく……コミュニティーをつくることで、地域活性化に貢献したいと思ったのです。
布川 食を通じた「ふれあい」ですね。今後については?
加藤 商品の付加価値を高められるよう、生産者との共存共栄の道を模索していきたいと思っています。お互いに利益を還元できるいい関係を築きます!
布川 私も応援しています。 |