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SPECIAL INTERVIEW(スペシャルインタビュー) − 地域を育む人と企業 −
 
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代表取締役 大川原 勝明「お客様の声を聞くことがよい商品をつくる基本。営業を経験しなければ一人前にはなれません」 ゲスト 村野 武範「成功した時の達成感はひとしおでしょうね」
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オールマイティの体制を確保しメンズファッション業界の好調推移を支える
株式会社 フィールド
代表取締役 大川原 勝明
− 略歴 −

全員が経営者を目指すことで
活動の裾野を広げていきたい

■「洞察力」「決断力」「育成力」が成長の基盤

消費動向が右肩上がりとなっている男性ファッション業界。女性ファッションに負けるとも劣らず、流行の変化も加速している。これまで以上に流行を読み取る洞察力、企画力が問われることは想像に難くない。そんな中、『フィールド』の大川原社長は、スタッフ一人ひとりの個性を最大限に伸ばすことで、多様化するニーズに対応。その「育成力」が同社の最大の魅力でもある。

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【足跡】 学業修了後、アパレル会社へ就職し、洋服の企画・製造の経験を積む。運営にも積極的に携わり、それらのノウハウを活かして約15年ほど前に『フィールド』を立ち上げ、独立を果たした。業界をもり立てるために多くの人材、経営者を育てることを自らの責務としている。

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メンズ服の企画から製造、卸など幅広い事業を展開する『フィールド』。流行の変化が激しい若者の服を得意としており、消費者のニーズを的確にとらえるその企画力は、業界から厚い信頼が寄せられている。男性のファッション意識は高まり、ますます洞察力が求められる業界内において、斬新な想像力をフルに発揮し、多様なニーズに応え続けている。

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− 対談 −

村野 まずは社長の歩みからお聞かせください。

大川原 学業修了後に就職したのがアパレル会社で、以来この業界に従事しています。その会社は社員が150名という規模だったのですが、数年勤めた後、3名で運営している同業他社に転職したんです。

村野 転職された理由とは?

大川原 ある時、経営者の方の話を聞く機会があり、そこで「サラリーマンならナンバー2になりなさい。それ以外なら経営者になるしかない」という内容のことを言われたんです。当時、自分が納得できる仕事ができていないと悩んでいたこともあり、その話を聞いたことで、もっと少人数の組織の方が自分の可能性を伸ばせると思い転職を決意しました。

村野 勤務時代はどのようなお仕事をされていたのですか。

大川原 取引先に伺い、打ち合わせを行いながら商品を企画します。さらに生地を探しだし、工場へオーダーするのです。そして、完成したものをお客様のもとへ納品するまでを手掛けていました。企画する際には、取引先の意向をもとに、雑誌などから最新の情報を収集したり、市場調査を行った上で提案していました。お陰様で売上も順調に伸ばすことができていたんですよ。

【現代画報】取材記事写真

村野 そうして豊富な経験を積んだ後、独立を果たされたのですね。独立されたのはいつごろ?

大川原 15年ほど前になります。独立した当初は、取引先がほとんどない状態でしたから、新規開拓などで苦労もありましたね。軌道に乗るのに10年ほどかかりました。

村野 アパレル業界は流行の変化が激しいですから、大変なのでは?

大川原 そうですね。「今、売れるもの」ではなく「この先、売れるもの」をつくっていかなければなりませんから。毎年が真剣勝負です。

村野 同業者も多いと思いますが、どのような点で差別化を図っていらっしゃるのでしょう?

大川原 まず、当社は20代を対象にした商品をメインに扱っており、企画するのも若い人たちです。若い感性を活かし、市場から求められる商品作りを目指しています。また、当社は商品企画の際、営業スタッフが必ずお客様のもとにお伺いしているんですよ。お客様の声をしっかりと聞かなければ、企画はうまくいきません。営業スタッフがお客様と良好な人間関係を築くことが、よい企画の第一歩でもあると考えています。ですから、当社では営業を経験しなければ、一人前とは言えません。

村野 なるほど。スタッフの方には普段どのようなお話を?

大川原 「一人ひとりが経営者を目指してほしい」と話しています。私は、社内から多くの経営者を生み出すことを目標としているんです。現在の男性ファッションは、女性と同じように流行の移り変わりが激しくなり、また多様化してきました。それぞれのファッションによって、お客様の反応も違います。より多彩となったファッションを一つの企業が手掛けることは容易ではありません。そのため、服のテイストによってそれぞれ別会社を立ち上げ、各社がそれぞれのカラーに特化した企画を手掛ける体制を整えたいと考えているんです。その方が、フットワークも軽くなりますからね。また会社のイメージというものは固定化されやすく、新しいブランドを打ち出しても、そのイメージに縛られてしまうことがある。ブランドごとに独立していれば、その心配もありませんから。そうした理由から、広がりをもった事業を展開できればと思っているんです。当社で頑張ってくれているスタッフの中から、そうした会社を担っていける経営者を育てていきたいと考えています。

村野 後継者というだけでなく、新たな事業の担い手を生み出していらっしゃるのですね。すでにその候補者はいらっしゃるのですか。

大川原 ええ。スタッフは皆頑張ってくれており、安心して経営を任せられる人材も育っています。

村野 着実に成長しておられるのですね。今後も素晴らしい人材を育て、大きく飛躍してください。

【現代画報】取材記事写真
個性を活かした独自の感覚(センス)

▼近年、中高年男性向けのファッション雑誌やライフスタイル雑誌などの創刊が相次ぎ、男性ファッションの消費が活性化している。

▼バブル景気が崩壊して所得が伸び悩んだ2000年ごろは、男性衣料品の占率は大きく低下。ところが、04年までに消費の推移は下げ止まり、05年に入ると婦人子ども服販売額の伸びを上回るほど急速に回復している。品目ごとに見ると、男性用シャツ・セーター類の伸びが最も高く、比較的カジュアルなものへの支出金額が増加している傾向にあるという。団塊世代の一斉退職、クールビズ・ウォームビズの導入などの波及効果もあり、今、男性ファッション消費の動向に注目が集まっている。

▼ファッションへの関心が高まれば、好みやニーズも多様化する。『フィールド』では、そうしたニーズに的確に応えるため、ファッションの分野ごとに独立した体制整備に着手。スタッフ一人ひとりの個性を活かすことで、独自のスタイルの確立を目指しているのだ。

対談を終えて
「ファッション業界は、常に半年、さらに一年先のことを考えた企画力が問われますから、とても大変なお仕事だと思います。だからこそ成功した時の達成感はひとしおでしょうね。『フィールド』さんのスタッフが、やり甲斐を持って働いておられるのも、それぞれの能力をフルに発揮できる環境が整っているからだと思います。人の成長と共に、『フィールド』さんも成長されているのですね」(村野 武範さん・談)
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− 会社概要 −
名 称
株式会社 フィールド
住 所
東京都墨田区立川2-3-2
代表者名
代表取締役 大川原 勝明
電話番号
TEL 03-3634-1448 FAX 03-3634-1447
E-mail
field.1@gol.com
掲載誌
現代画報 2008年2月号
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本記事の内容は、月刊経営情報誌『現代画報』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。

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