あいはら まずは和田社長の歩みから。
和田(勝) 学業修了後、12年間、水道工事や電気工事の修業を重ねてきました。その後、1968年に当社の前身である『和田水道電気商会』を立ち上げ、独立を果たしたのです。私が30歳の時でした。
あいはら 独立当初はいかがでしたか。
和田(勝) 高度成長期とあって、建設ラッシュを迎えていましたが、そのころの当社の仕事量は多くありませんでした。創業したばかりでしたし、修業していた地域から離れて独立したこともあって、知名度が低かったんですよ。一つひとつの仕事を地道に手掛けていくことで、徐々に周囲から認められ、事業が軌道に乗りだしたのは創業から3年ほど経ってからでした。
あいはら では、事業内容について。
和田(勝) 上下水道工事を手掛けています。上下水道本管の設計施工がメインですが、水道局などからの依頼により、道路や宅地内の水道の修繕工事や漏水修理工事も行っています。また、官公庁などが発注する公共建築物の設備工事も手掛けています。
あいはら 水道工事をメインに、修業時代に培ってきた技術を活かしていらっしゃるのですね。
和田(勝) 加えて、下水道の供用開始に伴う、浄化槽から下水道への切替工事も行っています。工事後には、排水つまり等のメンテナンスを迅速に行うなど、アフターサービスにも力を入れているんですよ。また、下水道切替工事の際には一括してキッチンやトイレ、バスルームなどの水回りのリフォーム工事の依頼を受けることが多いですね。風呂場の段差解消、手すりの設置および敷居の撤去など、安全性を向上させる施工を心掛けています。もちろん、下水道切替工事に伴わなくても、便器やタオル掛、棚、手すりといった器具取替のみの工事も承っております。さらに、一戸建てから集合住宅、商業施設、教育施設、病院などの建築物における各配管工事の設計施工といった給排水衛生設備の他、一般用ルームエアコンから店舗・オフィスビル用の空調設備工事も手掛けているんですよ。
あいはら 水道工事を中心に、幅広い工事を手掛けていらっしゃるのですね。社長がお仕事をする上で大切にされていることは何ですか。
和田(勝) 「誠実であること」ですね。これまで丁寧に手掛けた仕事がお客様に喜ばれ、口コミによって次の仕事につながってきました。そうしたことからも、気持ちは必ず相手に伝わるのだと実感しています。だからこそ、社員にも「常に誠実な気持ちで仕事に取り組んでほしい」と話しているんですよ。
あいはら 創業からこれまで、苦労されたことも多かったのではありませんか。
和田(勝) 順風満帆とまではいきませんが、それでも大きなトラブルもなくここまで来ることができました。それも、社員の頑張りはもちろんですが、妻の支えが大きいですね。妻にはとても感謝しています。
和田(春) いつも夜遅くまで働いており、社長の頑張りはそうした姿からひしひしと伝わってきました。「家族には苦労させたくない」という優しさがうれしかったですね。ただ、その優しさのせいで、今は当社で働く息子達を甘やかしてしまうのが悩みのようです(笑)。
あいはら ご子息もこちらで働いていらっしゃるのですか。
和田(勝) ええ。4人のうち3人が当社で働いています。後継者がいることを幸せに思うと同時に、彼らにきちんと事業を引き継げるよう、体制を整えているところです。
あいはら ご子息におっしゃっていることはありますか。
和田(勝) 「会社は、社員全員が支えているから成り立っている。トップだけでは何もできないことを自覚して、社員を大切にしなければならない」と話しています。お陰様で、当社の離職率は低く、長く勤めている社員がほとんどなんです。
あいはら 『和田』さんは社員の皆さんにとって、やり甲斐が見いだせる職場環境なのですね。魅力的な会社であることが窺えます。では、最後に今後の展望をお聞かせください。
和田(勝) 当社を、二代、三代と末永く続く会社にしたいですね。そのためにも、体力のある事業基盤を確立していく構えです。 |