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渡辺 早速ですが、まずは橋社長のこれまでの歩みからお聞かせください。
高橋 学業修了後は、コーヒー豆の輸入販売を手掛ける会社に就職しました。7年ほど勤めたのち、不動産業界に転身。勤務先では主に営業を担当し“数字を残す”やり甲斐の大きさに魅せられ、15年にわたり勤務しました。自信をつけるごとに、独立を意識するようになり、5年ほど前に独立し『ブレインコーポレーション』をスタートした次第です。
渡辺 独立に際しては不安も大きかったのでは?
高橋 そうですね。初めてのことばかりですから、経営面でも資金面でも頭を悩ませることが多かったです。ただ、勤務時代のつながり──業界の人間やお客様との人脈に支えられました。中には「お前が独立するなら」と言って資金を出してくれた方もいらっしゃいます。ありがたかったですね。皆さんの支えを得て、独立後はとにかく死に物狂いで働きましたよ。
渡辺 現在はエリアを限定して不動産業を展開されているとか。
高橋 ええ。渋谷区神宮前や青山などの地域に特化しています。このあたりは、首都圏はもちろん、全国区においても人気の高いエリアでして。このエリアを担当し、徹底的にリサーチしていた前職での経験を活かす形で独立したのです。今では、目をつぶると頭の中に地図が出てきますよ(笑)。常に街の情報を収集するように心掛けています。
渡辺 人気エリアの隅から隅までを把握しておられるのですね。具体的にはどのようにお仕事を進めているのですか。
高橋 「物件情報を流通させない」主義を貫いています。仲介においては、情報誌やウェブに物件を掲載したりと、“情報”を流して、多くの人に「検討してもらう」というのが一般的な方法。しかし当社では、あえて物件情報は流通させずに、売主様と買主様を直接つなぐ手法をとっています。双方が何を求めているかを把握した上での業務となりますので、人と人とのふれあいや信頼関係が土台となりますね。
渡辺 エリアの「売りたい・買いたい」までを把握しておられる……渋谷区における不動産のスペシャリストなのですね。お客様はどのような方が?
高橋 このあたりは、アパレル企業が多いんです。ですから当社のお客様も約7割が業界の方ですね。時には、支店展開のご相談や、資産運用についてお話をいただくことも。お客様のニーズにできる限り応えられるよう、体制を整えているんですよ。そのために、常にアンテナを張って情報収集に努めています。
渡辺 「人」を大切にしておられることが伝わってきます。
高橋 広告を一切出さずに活動している当社にとって、「人」はこの上ない宝なんです。人のための仕事が、人の心を動かし、人の輪を築く……こんな私でも誰かに必要とされているということが一番ありがたい。感謝の気持ちを忘れないことが大切ですね。
渡辺 「人」という面ではスタッフの育成も重要になってくると思いますが、現在は何名で動かれているのですか。
高橋 6名です。かつての外部ブレーンばかりなので、全幅の信頼を置いています。皆でフォローし合いながら「笑顔で仕事を完遂させる」ことを目標にしているんです。また、人との付き合い方というのは誰かの真似ができるものではありません。コミュニケーションをとって、徐々に相手の心を開いていく……一人前のおつきあいを実現するまでには時間がかかるもの。それに、信用なくして生まれないものでもあります。
渡辺 なるほど。相手は物件ではなく、人──。だからこそ揺るぎない信頼関係が必要なのでしょう。
高橋 そうですね。私自身、多くのお客様との出会いにより様々な勉強をさせていただいています。今ではこの職に出会えて良かったと心から思いますね。今後は、社員やブレーン、そしてお客様……一人でも多くの笑顔がみられるよう、人員を確保していくつもり。事業を充実させることが第一ですね。利益や会社規模は、結果としてついてくるものだと思っていますから。
渡辺 今後に期待しています!
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