有限会社 テック・ヨシムラ
代表取締役 吉村 雄二

道路の安全が当たり前である社会を
プロの意地をかけて守り抜く

18歳のころから技術者として一筋に歩んできた吉村社長。独立して『テック・ヨシムラ』の経営者となった今も、技術者の魂を忘れてはいない。「見た目では分からなくとも、自分の足で踏みしめたときに出来の善し悪しは分かります。同じ舗装業のプロが通っても胸を張っていられるように、完璧な施工にこだわり続けたい」と語る。その思いはスタッフにも浸透し、全員が同一の高いクオリティを生み出せるというのが同社の強みだ。普段何気なく通っている道路や駐車場──そこにプロのプライドが詰まっているからこそ、日本は世界でも稀なほど安全な自動車社会を築けているのである。

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足跡:広島県下の建設会社で16年間勤務後、平成9年に独立し『テック・ヨシムラ』を設立。奥様と二人三脚で会社の基盤づくりに尽力し、着実に信頼と実績を積み重ねてきた。仕事面では厳しさに徹しているが、プライベートでは穏和な人柄で人望の篤い経営者だ。

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道路や駐車場などの舗装工事のプロとして、完成度の高さに定評のある『テック・ヨシムラ』。この道のベテランである吉村社長を筆頭に、スタッフ全員が妥協のない仕事に徹している。今年創業から10周年という節目を迎える同社を、俳優の加納竜氏が訪問した。

加納 まずは社長の今日までの歩みからお聞かせ下さい。

吉村 建設会社に入社し、16年間勤めました。そして平成9年に独立して当社を立ち上げたのです。

加納 では今年でちょうど10周年を迎えられるのですね。独立されたときから奥様もご一緒に?

吉村(由) はい。最初独立すると聞いたときは驚きましたが、私も経理業務を手伝いながら二人三脚で歩んできました。今ではスタッフの数も増え、全体で20名になったのですよ。

加納 この10年の間には景気の浮き沈みもありましたから、その中を生き抜いてこられただけでもすごいと思います。では、具体的なお仕事の内容について教えて下さい。

吉村 当社は舗装業を行っていまして、道路をはじめとする公共工事を主体に、店舗やアパート・マンションの駐車場など民間の仕事も多数手掛けています。お陰様で、営業活動をしなくとも依頼が舞い込んでくる状況が続いているのですよ。

加納 それは一番理想的な展開ですね。

吉村 本当にありがたく思っています。私どもはこの業界では後発組でして、当社よりも先輩の同業他社さんが多数おられます。その方々が今まで築いてこられた固定客を奪い取るような真似はしたくありませんし、私は強引な営業活動も苦手ですので、今の好循環が生まれたことを本当に嬉しく思っているのです。

加納 お客様の輪が自然と広がるというのは、よほど技術が優れているからでしょう。

吉村 技術はもちろん、丁寧な施工も徹底しておりますので、質の高さには自信を持っています。道路や駐車場などの舗装は、全体の工事の中でも一番最後の仕上げ部分ですから、当社が完璧に施工をしなければそれ以前の工程が全て台無しになってしまいます。その重責を噛みしめながら、見た目の美しさだけではなく、機能性も十分に備えた施工を行っているのです。

加納 機能性というのは、具体的にどのような?

吉村 水はけの具合もありますし、段差をなくしてスムーズに通れるようにしたり、騒音防止などです。ケースバイケースで、それぞれの現場に応じた策を講じながら工事を進めているのですよ。

加納 なるほど。そういえば、よく高速道路などで、走るとリズムが生まれるように突起を作った道がありますが、そうした工夫も含まれるのでしょうか。

吉村 そうですね。特に高速道路の事故は大惨事につながりますから、ドライバーの注意を喚起するような道づくりが求められます。今後はこうした点も踏まえて、舗装業もどんどん変わっていかなければならないでしょうね。

加納 工事が完了したら、ご自身でその道を走ってみられることも?

吉村 もちろんです。たとえ見た目は完璧でも、プロが通れば細かいところまですぐに分かりますから必ず自分で走って確かめています。そして細部まで全て納得できるまで、一切妥協は致しません。そこまでやって完成したときには達成感がありますし、誰も足を踏み入れていない真っ新な道を走るというのは、なかなか気持ちの良いものですよ(笑)。

加納 このお仕事ならではの魅力ですね。その高いプロ意識には感服します。

吉村 しかし私一人が対応できても、違う現場を任せているスタッフが同様の対処ができなければ意味がありません。どんな現場も同一のクオリティを実現させることが会社としての信頼を築くと考えています。ですから会社設立当初より特に人材教育には力を注ぎ、スタッフ全員が高度なレベルを有するように日ごろから技術伝授に努めてきました。その甲斐あって最近では皆の腕が上がってきましたので、今後が楽しみなんですよ。

加納 それは頼もしいですね。そんなスタッフの皆さんに常々話しておられることなどはございますか。

吉村 クレームを絶対に出さないことです。お客様とは最初の段階から綿密に打ち合わせを重ね、社内でもミーティングを開きながら万全の体制で臨むようにと話しています。皆もそれに応えてくれていますので、最近では「徹底して仕事に取り組むこと」が当社の社風として根づいてきました。

加納 今後の飛躍に期待がかかりますが、どのような展望をお持ちですか。

吉村 トラックも購入しましたので、広島を中心に山口・島根の3県をカバーできる体制を築こうと思います。そして目の届く範囲で高精度な工事を手掛けながら、実績を積み重ねていきたいですね。

加納 私も陰ながら応援しています。本日はありがとうございました。

同業他社も唸るような工事の完遂にこだわる

▼舗装工事というと、高速道路などの道路工事が真っ先に思い浮かぶが、『テック・ヨシムラ』が手掛ける現場は案外身近な場所にもある。飲食店などの店舗やマンションなどの駐車場がその一例だ。一見、何の変哲もない駐車場に見えても、そこには様々な工夫が施されているのだとか。各々の土地質に応じた水はけ、段差の有無、そして車がそこを通ったときに騒音がでないかどうかまで入念な下調べをし、それぞれに対策を講じながら工事を遂行しているのだ。我々一般人には分からないような些細な部分は妥協しても構わないのでは? とも思うが、吉村社長は「同業他社さんがご覧になって、唸るような施工をしたい」と譲らない。この技術者としての高いプライドがあるからこそ、同社には依頼が絶えないのだろう。

対談を終えて

「吉村社長のプロ意識の高さには頭が下がる思いでした。普段私たちが何気なく使っている道路や駐車場は、プロの手によって便利に利用できるように作られているのですね。『テック・ヨシムラ』さんの今後さらなるご発展を心よりお祈りしています。(加納竜さん・談)」


本記事の内容は、月刊経営情報誌『報道ニッポン』の取材に基づいています。
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